昨日は水銀燈と寝た。であるからして今日はとしあきと寝る。これがメドイのルーティン・ワークと言うもので、半ば機械化されてしまったような印象を受ける。「メドイさん、今日は大人しく寝るからね!」 阿呆が。気合を入れては寝つきが悪くなる。 メドイは心中に何を浮かべても口に出すことはせず、まるでそれはかに座星雲のぼんやりとした陽炎のような表情を浮かべるのだった。「めどいんで、寝ます」 眠ることについては異論がない。おそらく今夜もどこかの星域で超新星爆発があり、新しい物質の誕生の礎になっているのだろうが、眠るのだから知ったことではない。尤も起きていれば気にかけるかといわれれば当然に”違う(ナイン)”と答えるのだが。 ああ、メドイさんも眠ったな。 としあきは不思議な性分の男手、メドイの寝息を聞いていると不思議とよく眠れるのだった。まるで夜の海に漂い波にあわせて輝く夜光虫のような睡眠である。 とにもかくにも恋人たちは眠った。よい夢を。
おやすみなさい
文学を感じた。同時にエロースも。
SFだ! SF臭い!
>当然に”違う(ナイン)”銀河英雄伝説吹いた。
JOJO風味だな