-前回までのあらすじ-

 かつて虹裏を電撃の脅威に陥れた“伝説様”の引退の真実を追う為に
虹裏町のあらゆる住人に聞き込みを開始する2代目(当時は無名の「」)。
その道中、ルーレットの知識を得ただけでなくナッパ・オル・セッツァーの
協力を得て、伝説様がいるとされる富山の霊峰“名牢(なろう)”へと向かう。
しかしナローの霧の力により名牢しもんきんにあっさり敗北、一向は
いきなりピンチ状態に陥っていたりする。
 霊峰名牢に棲む魔物は、決して麓まで下りてくる事はない。
そんな島民の情報を鵜呑みにしたせいで、俺達は更なるピンチに陥っていた。
どうやら情報はガセだったらしく、現在茶屋の周りは大量の名牢しもんきんに
囲まれた状態となっている。
ちなみに俺達はと言うと、姿を匿って貰う為に店内へと一時避難していた。
「一応今なら通常通りのルーレットを行えるが…あれだけの数一体どうする?」
「オレの“クンッ”を使えば一瞬で済むんじゃねーか?やってみようぜ!」
 さすがにじれったく思ったのか、ナッパはいきなり行動を起こそうとしていた。
「待ちなされ、そう無闇に動けばいいというモノではないワイ。」
いよいよこれから実行というその時、ナッパを止めたのは何と和尚であった。
「いいかの、奴らはあのナローの霧の中で活動する輩じゃ。その程度の衝撃で
やられる程柔なツクリではないじゃろう。むしろここで求められるのは
確実なる“死の一撃”以外の何ものでも無いというワケじゃ…。」
 いまいち話が飲み込めないナッパは、すぐさま和尚に反対を申し出た。
「オイ…それってぇのはつまりオレの一発じゃあ奴らを倒すに至らねぇって事かよ?」
「まだわからんのか、無鉄砲で何とかなる程今は甘い状況ではないのじゃよ。」
「なんだとジジイ!黙って聞いてりゃこのサイヤ人であるオレの力を侮りやがって!」
「やめろ!今は言い争いをしてる場合じゃないだろ!」
 危うく仲間割れに発展しそうな展開だった為、さすがに制止する俺。
しかし、恐らく和尚の言ってる事は正しい。奴らから確実に逃れる為には
確実に仕留める術がなければならない。
しかし…ルーレット一回の成功につき倒せる相手は一匹。つまりどう足掻いても連続的に
奴ら全てを片付けるのは難しい話だ。
こんな状況下で、一体どうしろと…?
「あの、セッツァーです…いい提案があるとです…」
ああ、そうなん…  お前まだいたのか!と言わんばかりに驚きの表情を浮かべながら俺はセッツァーの方を見た。
「ここに“いかさまのダイス”があるとです、これを上手いこと使って蹴散らすとです。」
こんなダイスで一体どうしろと言うのか…と思った矢先、
俺はセッツァーの提案したい作戦とやらを瞬時に理解した。
「なるほど、こりゃあスリリングなギャンブルが楽しめるかもな…。」

 そして、作戦は8分後に行われた。
俺たちが店から姿を現すと同時に、今まで徘徊していたしもんきんの群れが
こちらを目掛けて物凄い勢いで襲い掛かってくる。
そして、タイミングを見計らいセッツァーがダイスを投げ、地面に着地すると同時に
俺の時計のスイッチを押した。その数値……“21994777”!!
「セッツァーです、ダイスも時計もジョーカーデスです。」
 地面に転がって行った十面のいかさまのダイスが指す数値もまた“7、7、7”であった。
そして数秒後、しもんきん一体一体に冥界からの死神の鎌の一撃が加えられ
次々と地面に機能しなくなったしもんきんの遺体を落として行った。
そう、どんな強敵でも一撃で葬り去るセッツァーならではの必殺技“ジョーカーデス”が
上手いこと炸裂したのである。
「ほっほ、役立たずかと思いきやなかなかやるではないかの。」
「あぁ全くだぜ!このオレでさえつい感心しちまったよ!」
「セッツァーです、勝利のピッツァに舌鼓を打つとです。」
 …などと、あっさりと喜んでいる連中だが実は俺だけある事実に気づいてしまった。
(さっきダイス振った瞬間、時計が強制的に777で止まったんだが…)
さすがはいかさま、あらゆる無茶も騙し騙しでやり過ごしてしまう恐ろしいアイテムだ。
しかしさっき地面に落ちた衝撃のせいか、ダイスに仕込まれた錘がどこかに行ってしまい
もはや2度と機能しないようになったようだ。
 ともあれ進路は開かれたようなので、俺たちは登山を再開した。
<(つ>∀<)>つ[Dループ] 片方0の割には強いぜこいつ…
だが尋常に勝負!
スルー? スルーOK!
あらかじめ言ってあるんでのぅ…。
頑張れ! ちゅーちゅー可愛い伝説様に挨拶してやろうかな・・・ >俺より高い場合は
あんさん策士でんなぁ…ワイは逃げるわ。
      /⌒ヽ
    (・┏┓・)ノシ<たまには遊びに来てね。
    ノ/ /
    ノ ̄ゝ


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24303 B05/01/28(金)00:07:44 No.22637909 01:34頃消えます
※このSSはあくまで作者の妄想に基づき構成されています。
「ああ、そうなん…」程度に読み流してやって下さい。
※作者は伝説様2代目「」です。
※画像は伝説のイメージです。
※どうでもいいですが下2桁の合計を今夜のパワーとし、俺より高い場合は
問答無用の10万ボルトが与えられます。

それではスタートです!
05/01/28(金)00:08:32 No.22637957
 -前回までのあらすじ-

 かつて虹裏を電撃の脅威に陥れた“伝説様”の引退の真実を追う為に
虹裏町のあらゆる住人に聞き込みを開始する2代目(当時は無名の「」)。
その道中、ルーレットの知識を得ただけでなくナッパ・オル・セッツァーの
協力を得て、伝説様がいるとされる富山の霊峰“名牢(なろう)”へと向かう。
しかしナローの霧の力により名牢しもんきんにあっさり敗北、一向は
いきなりピンチ状態に陥っていたりする。
05/01/28(金)00:08:58 No.22637986
 霊峰名牢に棲む魔物は、決して麓まで下りてくる事はない。
そんな島民の情報を鵜呑みにしたせいで、俺達は更なるピンチに陥っていた。
どうやら情報はガセだったらしく、現在茶屋の周りは大量の名牢しもんきんに
囲まれた状態となっている。
ちなみに俺達はと言うと、姿を匿って貰う為に店内へと一時避難していた。
「一応今なら通常通りのルーレットを行えるが…あれだけの数一体どうする?」
「オレの“クンッ”を使えば一瞬で済むんじゃねーか?やってみようぜ!」
 さすがにじれったく思ったのか、ナッパはいきなり行動を起こそうとしていた。
「待ちなされ、そう無闇に動けばいいというモノではないワイ。」
いよいよこれから実行というその時、ナッパを止めたのは何と和尚であった。
「いいかの、奴らはあのナローの霧の中で活動する輩じゃ。その程度の衝撃で
やられる程柔なツクリではないじゃろう。むしろここで求められるのは
確実なる“死の一撃”以外の何ものでも無いというワケじゃ…。」
05/01/28(金)00:09:35 No.22638030
 いまいち話が飲み込めないナッパは、すぐさま和尚に反対を申し出た。
「オイ…それってぇのはつまりオレの一発じゃあ奴らを倒すに至らねぇって事かよ?」
「まだわからんのか、無鉄砲で何とかなる程今は甘い状況ではないのじゃよ。」
「なんだとジジイ!黙って聞いてりゃこのサイヤ人であるオレの力を侮りやがって!」
「やめろ!今は言い争いをしてる場合じゃないだろ!」
 危うく仲間割れに発展しそうな展開だった為、さすがに制止する俺。
しかし、恐らく和尚の言ってる事は正しい。奴らから確実に逃れる為には
確実に仕留める術がなければならない。
しかし…ルーレット一回の成功につき倒せる相手は一匹。つまりどう足掻いても連続的に
奴ら全てを片付けるのは難しい話だ。
こんな状況下で、一体どうしろと…?
「あの、セッツァーです…いい提案があるとです…」
05/01/28(金)00:09:35 No.22638031
ああ、そうなん…
05/01/28(金)00:10:04 No.22638058
 お前まだいたのか!と言わんばかりに驚きの表情を浮かべながら俺はセッツァーの方を見た。
「ここに“いかさまのダイス”があるとです、これを上手いこと使って蹴散らすとです。」
こんなダイスで一体どうしろと言うのか…と思った矢先、
俺はセッツァーの提案したい作戦とやらを瞬時に理解した。
「なるほど、こりゃあスリリングなギャンブルが楽しめるかもな…。」

 そして、作戦は8分後に行われた。
俺たちが店から姿を現すと同時に、今まで徘徊していたしもんきんの群れが
こちらを目掛けて物凄い勢いで襲い掛かってくる。
そして、タイミングを見計らいセッツァーがダイスを投げ、地面に着地すると同時に
俺の時計のスイッチを押した。その数値……“21994777”!!
「セッツァーです、ダイスも時計もジョーカーデスです。」
05/01/28(金)00:10:31 No.22638089
 地面に転がって行った十面のいかさまのダイスが指す数値もまた“7、7、7”であった。
そして数秒後、しもんきん一体一体に冥界からの死神の鎌の一撃が加えられ
次々と地面に機能しなくなったしもんきんの遺体を落として行った。
そう、どんな強敵でも一撃で葬り去るセッツァーならではの必殺技“ジョーカーデス”が
上手いこと炸裂したのである。
「ほっほ、役立たずかと思いきやなかなかやるではないかの。」
「あぁ全くだぜ!このオレでさえつい感心しちまったよ!」
「セッツァーです、勝利のピッツァに舌鼓を打つとです。」
 …などと、あっさりと喜んでいる連中だが実は俺だけある事実に気づいてしまった。
(さっきダイス振った瞬間、時計が強制的に777で止まったんだが…)
さすがはいかさま、あらゆる無茶も騙し騙しでやり過ごしてしまう恐ろしいアイテムだ。
しかしさっき地面に落ちた衝撃のせいか、ダイスに仕込まれた錘がどこかに行ってしまい
もはや2度と機能しないようになったようだ。
 ともあれ進路は開かれたようなので、俺たちは登山を再開した。
05/01/28(金)00:14:53 No.22638341
<(つ>∀<)>つ[Dループ]
05/01/28(金)00:17:09 No.22638467
片方0の割には強いぜこいつ…
だが尋常に勝負!
05/01/28(金)00:23:29 No.22638788
スルー?
05/01/28(金)00:26:17 No.22638922
スルーOK!
あらかじめ言ってあるんでのぅ…。
05/01/28(金)00:47:56 No.22639876
頑張れ!
05/01/28(金)01:12:50 No.22640867
ちゅーちゅー可愛い伝説様に挨拶してやろうかな・・・
05/01/28(金)01:14:30 No.22640938
>俺より高い場合は
あんさん策士でんなぁ…ワイは逃げるわ。
05/01/28(金)01:19:30 No.22641146
      /⌒ヽ
    (・┏┓・)ノシ<たまには遊びに来てね。
    ノ/ /
    ノ ̄ゝ


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